代掻き

2020年06月03日

田んぼを準備しています。

今、行っている作業は、代掻き(しろかき)と呼ばれていて、私も意味がよくわからないのですが、とにかく耕した田んぼに水を入れて、その水と土をよく混ぜ合わせながら、平にし直す作業です。ある意味、苗が植えられるのに最適な地面、というか水面を用意するということかと思います。

いつも考えることですが、大切なのは苗と土のマッチングです。田植えのことですが、実りの良し悪しは、これでほぼ決定されます。

その苗が育つのに、最も適した環境を用意する。それが仕事です。時間がかかります。適した場所を準備することさえできれば、苗はちゃんと育ちます。

しかしながら、田んぼもそれぞれ場所によって土質が違うので、やり方もそれに合わせて変えていかなくてはなりません。その部分は、経験というか直感というか、あくまで予測しながらのことなので、結果がどうなるかわかりません。

それでも、あれこれ考えながら、工夫しています。もちろん、失敗もあります。そんな時は、それを教訓にして、来年はああやろうとか、こうやった方が良さそうだ、とメモします。

自然相手の農業は、変化に対応できる柔軟な考えを持つべきだと考えます。代掻きした後の土は、とても柔らかく、苗を優しく受け入れてくれるでしょう。苗は喜んで大きく育ってくれると良いな、と願います。